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童具館プレイルーム(東京都)

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 たくさんの積木で山脈をつくる活動を楽しんだときのことです。
子どもたちの背丈を越える大きな山脈、そしてふもとの街ができあがったところで、1人の男の子が紙とサインペン、ハサミなどを持ち出し、背中を丸めながら黙々と床で何かをつくりはじめました。

なんだろう?

気になりましたが、あえて声をかけずに興味深く眺めていると、サインペンで描かれた紙の交通標識が、山脈のふもとにつくられた積木の道路に次々と貼られて行きました。その行為は1人の子に留まらず、クラスのほとんどの子どもに広がり、やがて道路の周りに建ち並ぶ積木の建物にも「びょういん」や「ぎんこう」などと書かれた看板が無数に貼られてゆきました。

さて、子どもたちのその行為を、どのように捉えるでしょうか。

断りなくサインペンなどを持ち出し、事前に予定されている活動内容から逸脱した身勝手な行為と捉えるか。それとも、山脈と街から想像をふくらませ、積木と、それ以外のサインペンなどの多様な「情報」を関連づけ、自分たちの力でオリジナルの街を創造した行為と捉えるか。
「和久洋三のわくわく創造アトリエ」では、後者と捉えています。
むしろ、そのように自由に創造活動ができるように環境を整えています。

創造活動をするためには想像力が必要です。子どもたちが山脈のふもとに広がる街を目の前にし、「道路には交通標識があるな」、「建物には看板がついているな」と想像した力がそれです。
そして、想像するためには情報が必要です。交通標識や看板という存在=情報を記憶していたからこそ、子どもたちは想像をしました。また、それらを具体化するために、「アトリエの引き出しにサインペンがあったはず」、「棚には絵画活動のときに使った画用紙が…」と、過去の活動経験によって蓄えられた教材の情報についても想像し、活用しました。
その結果みんなでつくりあげた街は、一般に「三大思考力」と呼ばれる創造力、想像力、記憶力を駆使した世界となりました。

アトリエでは、子どもたちへの不用意な口出しを極力さけて、集中する時間を確保しています。また、毎回さまざまな教材(アクリル絵具、石膏、木端、糸のこぎり、発泡スチロールカッターetc)を用意し経験することによって情報を増やして行きます。
「和久洋三のわくわく創造アトリエ」には、創造活動のための環境が整っています。

自分がやりたいと思ったことを、自由にやって楽しめるアトリエの子どもたちがみせる真剣な表情や満足気な笑顔は、いつも充実感に満ち溢れています。

そんな「和久洋三のわくわく創造アトリエ」で、まずは体験参加をしてみませんか?
皆様と、多くの子どもたちとの出会いを、スタッフ一同、楽しみにお待ちしております。

童具館プレイルーム・アクセス

〒144-0034 東京都大田区西糀谷1-22-14
TEL:03-3744-0909 FAX:03-3744-0988
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