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神戸岡本プレイルーム/会員様のお便り

私と娘の救世主

神戸岡本プレイルーム
保護者会員 大橋 泰子 様
      R ちゃん(6歳)

神戸岡本プレイルーム

今月7歳になる娘は、色を意識しだしてから色味に強いこだわりを持っています。そしてモチーフを見えるまま描くのではなく、見た時の印象?気分?で描くので、海がピンクだったりします。とにかく絵を一生懸命描くので、「そんなに好きならば」と一緒にお家でお絵描きを楽しもうと素人なりにいろいろとやってはみたものの、そのこだわりが原因で本人も、そして私も、フラストレーションが溜まるばかり。楽しめませんでした。折角“好き”を伸ばしてあげたいと思っても私には為す術もなかったのです。
そんな中で出会った神戸岡本プレイルームは、私には救世主でした。2019年11月、娘が3歳1ヶ月で親子コピカに入会。家では到底出来ない絵画活動を親子で楽しませてもらえるとは!当時の私は「娘に最適のお教室を見つけた」と自分の親に満面の笑顔で話したそうです。
娘は場所見知りも激しく私から離れない子でしたが、直子先生は娘の気持ちに共感し、「無理はしなくていい、やりたくなったらやればいい」と仰って下さいました。また、筆使いが思うようにいかず、娘がイライラしてヒステリックになっている時、「りょうちゃんの頭の中には、自分で描きたい絵が思い浮かんでる。けど3歳のりょうちゃんはまだその通りに上手く描くことが出来なくて怒っているんだよね。大丈夫、もうちょっとお姉さんになって、筆の使い方や絵具と水の混ぜ具合なんかが上手になったら、きっと描けるようになる。先生には分かるよ、大丈夫」と。涙が出ます。
とにかく先生方は娘のこだわりに寄り添い、出来るだけ娘の理想像に近づけられるようにいろいろと考え、工夫をしてくださいます。だからこそ、独特の感性の娘でもこれまでずっと芸術活動を続けてこられたのだと思います。
この4年で一番印象に残っているのは、娘が5歳直前、ギターをテーマとした絵画の日の事です。ちょうど幼児コピカに移ろうと母子分離の練習をし始めていて、作成中の様子が見られなかった日の事。娘の作品を見た途端、私の頭の中は?で一杯になりました。一言で言うと「これのどこがギターやねん」。そんな当惑している私の様子に気づいて、直子先生がその絵、そして娘の様子について話して下さいました。その月のアトリエ通信より引用させてください。
『ギターを描こうとした女の子が、下書きをし、色を塗る際に、時折ギターに近づいてポロン、ポロンと音を奏でていました。規律を重要視する大人なら「描いているときに何度もギターに触るのはやめようね」と注意したくなるような頻度でしたが、その音のきき方がいかにも真剣そうなので、様子をうかがっていると、ギターの音色を聞くと色を混ぜては、踊るように紙の上に色を加えていきます。本人がそうだと言ったわけではありませんが、まるで音を色とかたちで表現しているようでした。』
いやいや、まず、私がそばに居たら触ろうとしたその瞬間に「そのギターはあなたのためだけに置いてあるのではない。他の人がそれを見本に描いているのだから、1ミリも動かしてもらっては困る」とつっこみます。それでも続けて触ろうものなら「絵を描くのに音なんか関係ない。自分の場所でじっと観察して絵を仕上げなさい」と確実に言っていたと思います。それを先生は『様子をうかがう』とは!頭が上がりません。
ここでは絵画の事ばかりに触れましたが、積木の活動もクッキングも大変楽しんでやらせていただいています。私なら一生発掘できなかった娘の一面を様々に引き出してくださる直子先生、伸子先生そしてアシスタントのさゆり先生には毎回感謝しています。この9月から新しくなったアトリエで、どんな活動をさせてもらうのか楽しみです!

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