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つくば学園都市プレイルーム/会員様のお便り

思い出の「わくわく」

つくば学園都市プレイルーム
保護者会員 大藏 倫博 様
      壱太 くん(7歳)
      楓太 くん(4歳)

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今週はわくわくがあるね。
明日はわくわくだね!
今日はわくわくだよ!!
我が家の会話には「わくわく」がたくさん登場します。「わくわく」を中心に我が家の生活が回っていると言っても過言ではないかもしれません。そんな我が家の「わくわく生活」も5年目となりました。
しかし、はじめてアトリエを訪れた理由は「子どもをわくわくに通わせたい!」という強い思いから始まったものではありませんでした。私達は夫婦ともに、他人が作った筋書き(プログラム)に従って遊ぶビデオゲームや、遊び方が一通りしかないような電子機器類の遊びがあまり好きではなく、はじめから終わりまで全て自分の意思で決めて自由自在に展開させることができる積木や砂遊び、粘土遊びを子どもにはさせたいと考えていました。
ある日、妻が「童具館の積木がいいらしい」という情報を得たため、「積木を買いに行こう」と高木明子先生のもとを訪れたのが「わくわく」との最初の出会いでした。入会を決めた理由は、高木先生の「自由にやればいいんだよ、好きなようにやればいいんだよ」という豊富な教育経験に裏打ちされた安心感と、人として尊敬できる素敵なお人柄に接したことはもちろんのこと、アトリエにある大量の積木を目の当たりにし「ここで思う存分、積木で遊ばせたい!」と思ったからでした。
このようにして始まった我が家の「わくわく生活」でしたが、長男が大人になるまで決して忘れないであろう思い出があります。それは時計づくりの活動日のことでした。20センチ四方の板に電池式の本物のムーブメントと長針・短針の部品を接着し、時計盤の数字も子ども自身が貼り付けるというものでした。当時、3歳だった長男はまだ数字を理解していなかったため、私が「一番上が12でそのとなりが1だよ」と言いながら正しい数字を渡しても、頑なに言うことを聞こうとしませんでした。私は仕方なく長男がやりたいように「2→7→0→6…」とでたらめな順番の数字を文字盤に貼り付けるのを手伝ってやりました。数字を貼り付けたあと、長男の好みで深い青色に仕上げた時計盤に、色紙を切って作ったキラキラ光る星(★)をたくさん散りばめ、時計全体を支えるために積木の木っ端で作った家の街並み(絵具で紫・緑・赤・黄に着色)をくっつけると完成でした。
その幻想的なことといったら!!文字盤の数字がでたらめなことが更にメルヘンな印象を高めているようでした。自分がやりたいことを絶対に曲げない性格の長男ですが、この時計はその時の「彼」そのものを表しているようで、今でもこの作品を見るたびに、当時の長男を鮮明に思い出すことができます。そして、その時の高木先生の言葉が今でも忘れられません。
「いっちゃん、とってもいいの作ったね!お父さん、この作品はいっちゃんの結婚式まで大切に置いとくといいよ」
今では次男もお世話になっていますが、絵具が手につくのが嫌な息子達は、私に色と塗る場所を指定して見ているだけということがあり、たまに「私の作品」が完成します。そんな時でも高木先生は「お父さん、いい作品できたね!」とニコニコしながら話しかけてくださるので、そんな日は家族みんなニコニコしながら家路につくことができます。

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