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全国から寄せられた新しいお便り

生きる力へとつながる体験

高崎プレイルーム
保護者会員様 寄稿

「私ここにする!」
新しく習い事を始めるにあたり、ピアノ教室、英語教室、水泳教室の見学を渡り歩き、最後に訪れたのが高崎プレイルームでした。
体験では、野村先生と一緒に創作活動に夢中で取り組み、また、楽しくいきいきとしているのが印象的で、本人も他の習い事は眼中にないと言わんばかりの様子で入会は即決でした。
通い始めて3年以上経ちましたが、「今日アトリエだよ!」と言うと、「やったぁ!」と毎回楽しみにしています。特に心待ちにしているのがお料理なようで、先日も学校が終わるとエプロン片手に「今日はお料理♪お料理♪」と前のめりにアトリエへ駆け込んでいきました。
出来上がる頃にお迎えに行くと、子どもは自信満々の笑顔。食欲をそそる匂いに空腹感を刺激されながら中へ入ると、テーブルの上には湯気がたった群馬の郷土料理『こしね汁』と、思い思いに作ったライスバーガー。
「美味しいでしょう?」
目をキラキラとさせながら試食する私の顔を覗き込む娘の顔は、なんだかお母さんのように頼もしさが感じられました。
それから自宅でもよく休日の朝食を自ら振る舞ってくれるようになり、特にオムレツなどの卵料理が多いのですが、その腕は今では私を上回るレベルまで到達しています。「好きこそ物の上手なれ」の通り、本当に子どもの「楽しい!」「好き!」という身体の中から湧き出てくる自発的、主体的なパワーは、想像以上に大きいものだと実感しています。
最近、「子どもって意外と深く考えているんだな」と感じた事は学校のルール。例えば、娘の学校では図工の絵画の際、使う絵具の色や量も指示されています。髪色は基本的に黒と決められ、比較的髪色が明るめの娘は茶色を混ぜたくても微量しか許されなかったそうです。
「黒にほんの少しの茶色を混ぜたって全然変わらないんだよー。なんで髪色も肌色もそれぞれ人によって違うのに、みんな同じように描かないといけないの?アトリエでは自由に描いてるのに」
私が小学生の頃はそんなルールがあった記憶はないのですが、今の学校にはそんな細かいルールがあるのか…。
多様性や個性が叫ばれている今、皆同じような絵を求められることに娘同様、違和感を感じましたが、娘が以前「素でいられるのは家とアトリエ」と言っていたことを思い出しました。
アトリエでは、学校と違って細かいルールもなく、活動を強制されることもなく、ありのままの自分でいられます。それは野村先生をはじめ講師の方々が、子ども達の気持ちや考えを受け入れ尊重してくださっているからこそ、子ども達は安心して素の自分をさらけ出せるのだと思います。
学校は子どもにとっての社会。そこで学ぶ事も多々ありますが、大人の都合で作られたルールに縛られる側面もあると感じます。アトリエは、子どもらしく、自由に、ありのままの自分で先生方と心を通わせることができるとても貴重な第三の居場所です。
ただ単に技法や技術を学ぶ場としてのアトリエではなく、自分を解放できる環境の中で信頼できる人との温かな繋がりを持つという体験が、将来の生きる力へと繋がっていくと思います。
これからも『わくわく創造アトリエ』での心が躍る時間を親子共々楽しみにしています。

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