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全国から寄せられた新しいお便り

〝人育ち〟の場所

童具館プレイルーム
保護者会員 三浦 真奈美 様
      玉依 ちゃん(4歳)

童具館プレイルーム

アトリエに通い始めて、あっという間に2年が経とうとしています。アトリエの体験会に初めて参加したのは、娘がまだ1歳の春でした。今でも忘れられません。
平日だったためか、元気な男の子とよちよち歩きの娘の二人だけ。一体何が始まるのか、母はワクワク、娘はキョロキョロ。すると、まいこ先生が「今日は桜の花を咲かせるよー!」と大量のシュレッダーくずを、わさわさわさーっ!と撒くではありませんか!もちろん男の子は大はしゃぎ。今ではこんな光景には慣れっこですが、当時は「えっ!大胆!こんな遊びできるんだ!?えっ、先生…本当にいいんですか!?」という衝撃と、男の子のはしゃぎように目を見張るばかり。肝心の娘はというと、全く動じることもなく、紙くずを掴んだり撒いたりと楽しそう!そうしているうちに、男の子から娘へ桜吹雪のプレゼント!あれ?埋まっちゃうかな?泣いちゃう?という心配もよそに、本人はキャッキャッとなんとも楽しげで、ひたすら桜吹雪を全身に浴びていました。年齢の違う二人の子どもが、楽しい!を体中から爆発させ、交換している。そんな空間で、大人である私はただただそのエネルギーに圧倒され、気づいたら大人も桜吹雪の中で、終いには大笑いしているのでした。
なんて自由で温かなのだろう。
「私が求めていたものはこれだ!絶対にアトリエに行く!(私が!)」と決めた瞬間がとても懐かしく思い出されます。
アトリエ2年目の今、娘は大好きな先生方にどんどん意見を主張するようになりました。たまに行き過ぎることもあるけれど、「それでいいんです!」とどーんと構えて、子ども達のやりたい気持ちを受け入れ尊重してくださる先生方、スタッフの方々のお陰だと常々感謝しております。(毎回ショップでも長時間遊ばせて下さり、本当に有難いです)そして、そんな光景を目にしていると、親の私まで何かを許してもらえたようで、ほっと心が緩むのです。
こんなことがありました。
ある日の絵具活動で、皆で大きな紙に絵筆で塗っている時、思わず机の上に乗ってしまい、手だけでなく足で絵具を塗りだし、おもむろに顔の下半分を緑色に塗りたくる娘。ここまで自由な姿は初めてで、「この先どうする?どこまで行く!?」というワクワク感が湧き出る一方、周りの邪魔になるし、さすがに止められるかなと思うその目の前で、まいこ先生が「たまちゃんこっちおいで!」となんと娘専用の大きな紙を床に敷き、「何色がいい!?」と絵具を惜しげもなく出して下さったのでした。
お陰でその情熱を失うことなしに集中して、絵具に全身で浸り、感じきった娘。
帰り道、絵具だらけで自信たっぷりに堂々と歩くその姿に、またまた母の心までぐーんと自由に、そしてでっかくなったのを覚えています。
アトリエでこのような体験をする度、「受け入れられる」「尊重される」ことが人間にとってどれ程重要か教わりました。と同時に、「受け入れる」側の忍耐強さや、思い込みを超えて何でも面白がる気持ちの先でこそ、子ども達はその素晴らしい感性を見せてくれるのだと学びました。
アトリエは、子どもも大人も育つ〝人育ち〟の素晴らしい場所です。まいこ先生をはじめスタッフの皆さんに心から感謝しています。
パジャマ姿の娘がモザイクで遊びながら言います。「ワクワクさん、明日!?」
うん、とりあえず、早く寝ようね!!

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