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全国から寄せられた新しいお便り

我が子のこととなると難しい

品川大井プレイルーム
保護者会員 井上 智子 様
      桜 ちゃん(9歳)
      瑞雪 ちゃん(7歳)

品川大井プレイルーム 品川大井プレイルーム

私の創造共育との出会いは、夢だった幼稚園教諭として就職した園でのことです。園には数えきれない程たくさんの和久先生の積木があり、ひとつとして同じものはなく、決して大人が真似できないような子ども達の作品を初めて見た時は、「子どもってこんなたくさんの積木で遊ぶの!?こんな作品が作れるんだ!」と保育を勉強してきたにも関わらず、その力にただただ驚きました。
それから創造共育を学び、子ども達が主体的に遊び、夢中になれる環境づくりに保育者として努めてきました。
その中で、いつか自分が母になったら、自分の子にもこんな環境を用意してあげたいなと思い描いていました。
そして退職後、長女が生まれ始まった子育ては思うように行かないことばかり。保育者としては「子どもを信じ、余計なことや口出しはせず、環境を整えて見守る」ができていたはずなのに、我が子となるとそれが難しいのです。
長女が2歳過ぎ、幼稚園の入園が近づいた頃、これができないと園で娘や先生方が大変なのではないかと、娘ができないことばかり気になり、何をするにも口出しばかり。娘と遊ぶ時も「好きなようにやってごらん。」とは言えず、親の都合で遊ぶことも多かったように思います。母親の自分がしていることは、保育者だった自分と真逆なことにモヤモヤしていました。
そんな時、楽しかった幼稚園での子ども達との造形活動が思い出され、娘ともそんな体験をしたいと、初めは童具館での夏のアトリエやワークショップに参加しました。
優しいアトリエの先生方やスタッフの方に見守られ、外では自分を出すのに時間のかかる長女もあっという間に活動に引き込まれ、夢中になる様子に感動したのを覚えています。
その後、長女に今しかできない夢中になれる体験をもっとして欲しいという思いで、品川大井プレイルームに通わせていただくことになりました。今では、姉妹2人でお世話になっています。
小島先生をはじめ、先生方がいつもにこやかに出迎えて下さり、子ども達に寄り添い、のびのびと表現できる場を用意して下さり、2人はまるで我が家にいる様なリラックスぶりで活動を楽しんでいます。「アトリエ大好き!!」と、学校や他の習い事が忙しくなっても、2人にとって、なくてはならない大好きな場所になっています。日々の緊張を癒す場所にもなっているかもしれません。
小島先生がよく仰っているように『みんな違って、みんないい』ということ、自分もお友達もひとりひとりが認められ、大切にされているのを肌で感じているのでしょう。2人は周りの人や友達の良い所や得意なことをよく話し教えててくれます。マイナスなことは聞いた事がなく、親としてもそこは2人のすごい所だなと思っています。
やってみたいことを満足行くまで試行錯誤しながら作り上げる経験の積み重ねも、これからを生きる力につながっているのではと感じます。
家では、すぐに「つまらない」「何をすればよいかわからない」と言うことが多かった長女も、今では時間があれば自分でやりたい事を見つけて黙々と取り組めるようになりました。興味を持った事に挑戦し、葛藤や工夫をしながら、自ら頑張れるようにもなってきました。
作ることや描くことが大好きな次女は、創造力に磨きをかけ、暇さえあれば制作し、山のように作品を作っています。自分の思ったことや感じたことを作ることで表現し、楽しんでいるようです。
2人とも周りに流されることなく、物事を選び楽しんだり、工夫できるように少しずつ成長しているように思います。 母はまだまだ余裕のない毎日ですが、子ども達を信じ、あたたかく見守れるように努めていきたいと思います。
先生方、どうぞこれからも井上家をよろしくお願い致します。

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