遊びや造形活動で創造力を開発するアトリエ

大濠公園プレイルーム
保護者会員　村山 美妃 様
　　　　　　藍里紗 ちゃん（5歳）

自分の幼い頃を振り返ると、記憶にあるのは物作りが好きで、幼児期は廃材で工作をし、自分でおもちゃを作ることにはまっていました。
小学校に上がると勉強といわれる授業は苦手でしたが、図工、工作、家庭科の授業は大好きで、それらの授業があるお陰で学校が楽しかったと感じていました。
高校卒業後は、洋服のデザインや制作に興味を持ち、専門学校、就職へと進み、今でも手芸、洋裁、料理、DIYなどは私の趣味となり生き甲斐ともなり、それらを楽しいと感じることで私の人生は豊かになっています。
娘にもぜひ自分で自由に何かを生み出す事の喜びと楽しさを味わってほしいと思い、造形が出来る教室を探していたところ、娘さんを『わくわく創造アトリエ』に通わせているという知人がいたので、様子を聞いてみました。子ども達にもプロ仕様の一流の画材を使うという部分に子ども達の作る作品への思い入れの強さを感じ、自分の子どもの感性もきっと大事に育ててもらえるのではと思いアトリエ入会を決めました。
3歳半で初めて入会した娘は、人見知りで場所見知りも強い子でしたが、2回目の教室くらいから、すんなり離れて一人でアトリエに参加することができ、母子分離はスムーズでした。現在5歳半ですが楽しく通っています。嫌な時ははっきり辞めたいとすぐ訴えてくる娘ですが、アトリエは一度も辞めたいと言った事はなく、いつも晴れ晴れとした表情で教室を後に帰って行きます。
娘を迎えに行くといつも「どうやって作ったの？」「何を使ったの？」と私が見ても分からないような活動の作品を作っていることが多く、先生方に工程を教えてもらうことも私の楽しみの一部となっています。どれも私にはない知識や発想ややり方が課題となっていて、いつも「私がやりたい！」「真剣に作ってみたい」とアトリエに通っている娘をとても羨ましく思っています。
先生に娘のアトリエでの様子を尋ねると、普段は割と慎重な性格の娘ですが、絵画の時はなんの迷いもなく大胆に作品を仕上げ、仕上げた後はとてもスッキリと晴れ晴れとした満足そうな表情をしているとのこと。私も気付かなかった知らない娘の性格を知ることができてとても面白いと感じました。
娘の絵はとても自由な色遣いで、テーマがあっただろうに何が描かれているのか全く分からない絵。きっと何度も絵の様子は変わっていきながらこの絵になっていったのだろうと分かる作品を見ていると、先生方は娘のやりたいように娘を認めて表現させてくれているからこのような作品ができているのだろうなぁと思って胸が熱くなり、今しか出来ないこの表現の娘の作品をとても愛おしく想い家に飾り眺めています。私も主人も娘の絵の大ファンです。
私が娘に感じてもらいたい事は、創造は楽しい、創造する事で人生は豊かになるということ！
創造は強制されたり制限されたりするものではなく、自分の自由な感じ方、表現の仕方ができるものです。
このアトリエでは娘は理解され、自由な表現を思う存分やれる最高の居場所になっていると思います。
青い色のリンゴを描いても、心から素敵と言ってくれるであろう先生方に恵まれて娘は幸せだと思います。今後ともよろしくお願いいたします。