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高崎プレイルーム/会員様のお便り

子どもが満足する環境

高崎プレイルーム
保護者会員 齋藤 悠 様
      環奈 ちゃん(10歳)
      仁汰 くん(6歳)

高崎プレイルーム 高崎プレイルーム

娘がアトリエに入ったのは、小学1年生になる4年前の春。後から始めた息子は、入って1年半になります。
しかしながら、我が家とアトリエとの出会いのきっかけは、十年近く前。幼い娘と過ごす日常からでした。
娘と通った支援室に積まれていた積木の箱。手に取ってみると、さらっとして気持ち良い。積んでみようとすると、お互いが引き寄せられるようにピタッとくっつく感覚。娘と一緒に母である私も夢中になった記憶があります。
そんな時に聞いた和久先生のお話。
“実生活の中では、時間がどうしても区切られてしまう。でも、子どもが満足するまで思う存分やらせてあげる環境をつくることが親の役目。”
その言葉が、私の心の中に一番強く残りました。
それから3年が過ぎ卒園を迎える時。私はそんな環境をつくってあげられたかなとふと思い、自問しました。
そして、自分でできないなら、その環境に飛び込んでみようと、娘を連れてアトリエの門戸を叩きました。
初めての作品は、木の板に紙粘土でモチーフを作り、絵具で色を塗り仕上げるというものでした。娘が丁寧に粘土で作った一粒一粒の葡萄の実、エネルギーに満ちた色合い。それまでの娘のイメージとは対照的な色合いにとても驚いた覚えがあります。
作り終えた娘の顔は生き生きとし、娘にとって満足する時間を過ごせたのだなと思い、そこから入会まではすぐでした。
娘は、こだわりがあり、とてもマイペースな性格です。活動の中でもそこが変わることは無く、他の習い事では人の迷惑にならないようにと親の私がつい先回りをして、手出し口出ししては娘も嫌になってしまうことがありました。ですがアトリエでは、娘の姿を見て、野村先生は理解し、許容してくださっているので、私も安心して気楽に送り出しています。作品づくりが時間内に終わりそうにない時も、娘が納得するまで続けさせてもらい、娘にとっても私にとっても有り難い時間を頂いていると感じています。
一方、息子は、アトリエに一歩入ってみると元気いっぱい、全力で楽しんでいます。今は作品づくりに没頭するより、早く仕上げて遊びの時間を楽しみにしているようです。ですが、自分の作った作品には愛着があるようで、息子の好きな活動は、作品を持ち帰れる活動だそうです。
また、昨今のコロナ禍で、子どもたちの周りにも制限が溢れ息苦しくなるような状況でも、アトリエでの活動は子どもたちの解放の場となっていたように感じます。帰ってくる時の表情・様子は満足そのものでした。そんな姿を見て、そのような場所があって良かったなと心の底から思ったものです。
二人を見ていると、子どもたちが自分のやりたいことをできる時間・環境は尊いものだと実感し、私もちょっとのことなら目をつむって黙っておこうと、アトリエから母の心得も習得しました。
子どもが純粋に楽しめる、子どもが子どもらしいままでいられる、いつもそんな環境をつくって提供してくださる先生方には、感謝の気持ちでいっぱいです。

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