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加古川プレイルーム/会員様のお便り

子ども時代の宝物

加古川プレイルーム
保護者会員 高橋 雅代 様
幼小コピカ 駿 くん(6歳)
幼小コピカ 千佳子 ちゃん(4歳)
親子コピカ 佳乃子 ちゃん(2歳)

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「子ども時代の感動は一生の宝物」
私が和久先生の言葉で最も好きな言葉です。私はこの言葉があるから、子ども達の楽しい!やってみたい!という気持ちを満たしてあげる事だけに専念することができます。そしてアトリエは、まさに楽しい!やってみたい!がいっぱいの場所です。
アトリエには我が子3人がお世話になっています。3人ともアトリエ活動のスタートは先生と一対一の体験参加でした。同じ木端の作品づくりをしたからこそ得られた思い出があります。
長男の体験は2歳7か月の時。作品が完成し、写真撮影するために黒い板のある場所へ作品を移すと、長男は再び作品に色を塗り始めました。先生が「色塗りをしていて大丈夫だよ」と言ってくれたけど、大人が写真を撮りたい事は分かっている長男。塗っている途中で急に「お先にどうぞ」の仕草をして写真を撮っていいよと伝えてくれました。人の気持ちを敏感に感じ取る繊細で優しい子なんだなぁとしみじみと感じた出来事でした。
長女の体験参加は1歳半の時。ボンドを塗ることに夢中になり、疲れ果てるまで塗っていました。先生が塗りやすいように木端を傾けてくれた時に「自分でやるから手伝わないで!」という気持ちを鋭い目つきで伝えていたことが印象に残りました。あまりにはっきり意思表示をするので先生と私は顔を見合わせて笑い、長女の意志の強さに感心しました。
次女の体験は1歳7か月の時でした。筆や絵具を使うことはほぼ初めてなのに、慣れた手つきでそれらを扱っていて驚きました。いつもお兄ちゃんお姉ちゃんのアトリエでの姿を必死に見つめていたからかなと思います。次女からは「ついに自分の出番が来たんだ」という喜びが溢れていました。先生の話に「うん」と頷く姿にもたくましさがありました。積み上げた木端ではなく土台として敷いた板をひたすら色塗りしていたのは3人の中で次女だけでした。
作品に感動したことはもちろんですが、それぞれの性格やこだわりを存分に感じることができ、子ども達をより好きになった貴重な時間です。
さて、現在6歳の長男は「いいこと思いついた!」「とりあえずやってみるわ!」が口ぐせで、考えたことを試した跡がよく分かる作品を作ります。ある時、ダンスに夢中になっていた長男に対して私が冗談で「そんなに好きならダンス習ってみる?」と尋ねたことがあります。すると長男は、「好きだからといって、教えてもらって上手くなりたいってことじゃない!」とキッパリと拒否しました。他人に教えられるのではなく自分なりに探求し表現していく事こそが人間の喜びなんだと、はっきりと知らされた瞬間でした。そしてこれは、アトリエという安心して自分らしくいられる場で思う存分創造活動を繰り返してきたからこそ出た言葉なのだと思います。
アトリエに通い始めて4年。親である私はいつも先生達から、「この子は大丈夫、そのままでいい」という自信と安心感をもらっています。それらは、今この瞬間の子ども達を面白がり、我が子をまるごと愛する心のゆとりとなり、私たち家族の暮らしを彩り豊かなものにしてくれています。
子ども達が子ども時代を遊んで遊んで遊びきれるよう、これからも微力ながら応援していきたいです。そして「宝物」を胸に、子ども達がこの先どのような人生を選択していくのかをわくわくしながら待ちたいと思います。

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